治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.127】椎間板ヘルニアによる腰の痛みが軽減した患者様

患者様

50代 男性

2023年10月治療 治療から約10カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3,4/5)に椎間板ヘルニアが認められます。

治療前の経過・治療について

2018年に初めてぎっくり腰を発症。以後4回程度発症。

健康診断の際に椎間板ヘルニアと診断を受ける。

根治目的で当院に来院。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5000
治療から1週間後4000
治療から1か月後4000
治療から3か月後2000
治療から6か月後1000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、無理をしないで過ごしている。痛み自体の強さは変わってない。

1か月経過時、症状は変わらない。腰に負担が掛からないように意識して生活している。

3か月経過時、痛みが軽減し始めてきた。そろそろ運動を始めようか考えている。

6か月経過時、日常生活は問題無いが、ゴルフしている際に腰が重たい感じがする。

今回の患者様は、椎間板ヘルニアによって主症状が出ていたと思われます。

繰り返されるぎっくり腰はL4/5のひび割れ所見が原因として高いと考えられます。

治療後からはぎっくり腰を発症することもなく徐々に痛みレベルが低下しています。

ゴルフなどの腰を捻り負担を掛ける姿勢に関しては、治療後でも重さや痛みが出ることもあります。時間経過と共に痛み・重さのレベルが下がることも確認していますので無理をせずに過ごしていただければと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長